#145 これが私の〇〇学科ライフ #6 理工学部3学科編



皆さんこんにちは! あみこです。

今回は「これが私の○○学科ライフ」第6弾、理工学部3学科編です!
物質生命理工学科機能創造理工学科情報理工学科、それぞれに所属する3人の方々(文中ではAさんBさんCさんと表記します。全員4年生です!)にインタビューしました。
ご協力くださった皆さん、ありがとうございました!

あみこは教育学科、バリバリの文系なので3人のお話がとても新鮮でした。
文系の方も、理系の方も楽しんでくだされば嬉しいです!

ちなみに、今回も今までと同様お三方の時間割を掲載します。
見方はこちらを参考にしてください。

なお、この色分けは「開講元学科」を参考にしています。
理工学部には教科名の頭に「理工共通」とついている科目がありますが、開講元学科がその人の所属学科と異なれば「他学科科目」としてピンク色にしています。

 

それではどうぞ!

物質生命理工学科(物生)

学科の雰囲気
人数が多いので全員が全員知り合いではない、それでも仲はいいそうです。他学科(※理工学部の!!!!!)より女子の比率が高くて、女子:男子=6:7くらいですね。
あと、Aさんによると世間一般の「ザ・理系!」というイメージよりは今時っぽいとのこと。普通にメイクがどうの、サークルがどうの、タピオカがどうの、みたいな話もするよ! と話してくれました。
ただ、実験は遅刻したらFだし、テストもあるのである程度の真面目さはないときついかも知れないというのも事実。
勉強が大変な分、助け合いの精神があるとのことでした!

勉強していること
分かりやすく言うと、レベルアップ版の「理科」。化学・生物・物理の3分野について、高校の理科の深掘りをするイメージだそうです。
たくさんの実験ができる、というのが魅力の1つで、3つの分野すべての実験を行うことができます。
高校では触ることのなかった実験器具や機器を使って様々な物質を合成したり、性質を調べたりするのはとても楽しかったんだとか! 座学の授業で習った化合物や反応が実験の際に出てくることも多く、相互作用でさらに学習効果が高まったように感じるそうです。

中でも実験の一例として挙げてくれたのが、2年生の秋学期(つまり2019年の秋!)に行った、PCR法を使った実験。
近頃これでもかというくらいよく聞くPCR検査でも使われている方法です。
Aさんは「当時は生物実験の手法の1つとしか認識していなかったけれど、コロナ禍でPCR検査が話題になったときには本当に驚きました。基礎実験と社会との関わりを実感した瞬間でした。」と話してくれました。
授業で学んだものが実生活で出てくると、学んでいる意義が分かって身が引き締まる思いがしますよね。

ちなみに実験は、何の準備もせずに来てやっておしまい! というわけではありません。下記のように手順を踏みます。
実験ノートに実験の目的・手順など実験に必要な情報を書く。必要があれば調べて予習!

実験。この際にも実験ノートに結果などを記入。

ノートをもとにレポートを作成。
……ということで、ほぼ毎週レポートがある状態です。ひゃあ。
ちなみに4年生からは研究室に所属するのですが、31もある研究室の中から選べるんだそうです! 生徒4人あたり先生1人くらいの計算。手厚い!
Aさんは有機化学に興味があって、研究室では新しい物質の合成や新しい反応の開発などに取り組む予定だそうです!

コロナ禍での実験
春学期は実験室への立ち入りも禁止だったので、全面的にオンラインでした。
先生が実験をした様子を撮影した動画を視聴し、実験ノートに記入、それをもとにレポートを作成して送信! というスタイル。
春学期後半にはパソコンを使う実験もあったそうです。

時間割

↑2年生春学期

 

↑2年生秋学期
2年生の時は化学と生物、どちらをメインで研究しようか結構悩んでいたらしいので、その2つが多いですね。
「実験」と書いてあるもの以外は座学です。教職、一般教養以外の座学ではグループワーク・プレゼンがほぼ無く、一方通行タイプがメインです。

ちなみにAさんは教職も履修しています。
理工学部の教職の特徴として「時間割に収まらない」という点を挙げてくれました。
どういうことかというと、夏に(昨年はコロナのため冬に開講)集中科目があるんです。
Aさんも一昨年、2年生の夏にその集中科目(理科教育法3、4)を履修したそうですが、14〜15コマを3日で終わらせるというまあまあすごいスケジュール。わーお。
また、理科教員を目指す場合実験が必修になります。普通なら選択肢があっても、教職のためにそれがなくなってしまうことも。
理科の先生になるには4分野(化学・生物・物理・地学)全てが必要になるので、ある分野のエキスパートを目指していても他の分野もやらなくてはならないそうです。
教職はどこもそうですが、ある程度の覚悟が必要ですね。

「自分の学科っぽい」もの
「物生っぽいもの教えて!」と言ったら、想像以上にいっぱい出てきたので写真をもとに解説しますね。

 

白衣
他の学科も1年生のときには使うのですが、その際物生の学生だけ白衣を買わねばなりません。他学科はレンタルなのに!
でも物生はその後も使うので仕方がありません。白衣で歩き回っている人がいたら大体物生の人です(おそらく)。


名札
実験で事故に遭った時のために、血液型、連絡先などが書いてあります。


実験用メガネ
授業中にこのメガネを取ったら減点されることもあります。いつどこから何が飛んでくるかわかりませんからね。
この①~③は実験の際の3点セット。これだけ見てもいかに安全に気を遣っているかわかりますね。この他にも実験のある日は絶対に長ズボン、靴もヒールの無い歩きやすい服を、との指定があります。というわけで長ズボン、ヒールなし、場合によっては白衣着用の人を校内で複数人見かけたら、「あ、今日実験なのね」と思っておきましょう。


関数電卓
テストでも使います。高校までは苦労していた計算が一瞬で完了する、超優秀アイテム!


レポート用紙
オンライン授業の際には使いませんでしたが、一昨年まではコレに手書きで実験レポートを作成していたそうです。わあ。


油性の黒ボールペン
この「油性」は絶対です! にじんで読めなくなったりしたら大変ですから。
改ざん防止のためシャープペンシルもNG。

学科の好きなところ(Aさんコメント)
卒業までずっと化学も生物も物理も学べるので、いろいろやりたい人にはぴったり!
学びたい分野をちゃんと選べる、悩めるのがいいところです。
あとは実験が好き! こんなにできるのは貴重だし、勉強してる……! という実感にもつながります。
実験は課題も多く本当に大変ですが、その分それを通じて培ったつながりは強く、友達づくりのきっかけにもなるんです。

 


機能創造理工(機創)

 

学科の雰囲気
理系っぽくて利口そうな雰囲気の人が多いそうです。
でも一部は結構ウェイウェイしてるので他大学の理工系の学科よりは騒がしい(にぎやか)雰囲気。コテコテの理系というよりは、普通の文系学科のようにラフな感覚なんだとか。

勉強していること
基本的には物理を通して、機械系・電気系・物理系の分野を専門で勉強します。実験も上記の3つに関連したことを行うので内容によっては面白いものがあるそうです。
Bさんは元々メカニカルのものが好きだったので、機械系を選んだとのこと。
4年生からは研究室への配属もあります。研究内容を教えてくださいと言ったら「詳しい研究内容はこれから教えてもらうので、なんとも言えないですが、ざっくり言うと、量子コンピュータ、量子と機械の関係について研究するつもりです!」とのことです。量子。なるほど。量子。……今ぴんと来なかったあなた。この機会に一緒にググりましょう。

時間割

↑2年生春学期

 

↑2年生秋学期

2年生は1年生とあまり変わらず忙しいそうです。必修がたくさんあって、しかも単位数をひたすら取ろうとする人が多いので、1〜5限まである日が週2,3日ある人もいたらしい……!
実験によっては座学で習ったことが内容として出てくるので、理論で学んだことが実際に実験で証明されることが面白いんだとか。

一般教養については、「理系の勉強ばかりではしんどいので、息抜きとして興味がある授業が般教にあればぜひ取ってみてもいいと思います。」とのことでした。
自分の専攻外のことを勉強して、視野を広げることができるのも大学生活ならではですよね!

コロナ禍での実験
春学期はリモート。VPNを使って学校のパソコンに入って実験していました。
秋学期になってからの実験は対面! 図書館裏にある理工学部生用のコンピュータ室で、パソコンを使った3次元図面の実験をしていたそうです。

「自分の学科っぽい」もの
関数電卓

であ、さっきのやつ! 文系だと経済学部以外なじみがありませんが、理工学部からするとかなりポピュラーなアイテムみたいですね。

「レポート用紙持ってる?」
レポート用紙とは、さっきも出てきた黄色いやつです。リアクションペーパー・授業内課題・レポート課題・実験レポートなどあらゆることに使うんだそうで、そりゃあ時には「持ってる?」と聞きたくなることもあるんだろうなと納得しました(消費量的に)。

「テスト100%だからこの授業」
解説は控えさせていただきます。
……テスト多いんですね!!!!

「空きコマは実験レポートやる」
先ほどの物質生命理工もそうでしたが、やはりこの実験レポートというのがなかなかの曲者らしいです。

学科の好きなところ(Bさんコメント)
物理系の勉強が好きな人にはもってこい!


情報理工学科(情理)

 

学科の雰囲気
勝手なイメージですが、と前置きした上でCさんが言っていたのは、穏やかな人が多いです! ということ。
にぎやかそうな人:真面目そうな人が1:9って感じらしいです。
多いと感じるか少ないと感じるかは、あなた次第……。

勉強していること
3年生で計3つのゼミ(前期2つ、後期1つ)を経験してから、4年生での研究室を選びます。
Cさんは、4月から脳科学・音楽脳科学について勉強するそうです! 音楽が脳に与える影響などがテーマ。……面白そう!!

ちなみに、情理だとずーっとプログラミングだけしているイメージがあるかもしれないですが(あみこも実はそう思ってた)、そんなことはありません! 音楽、教育、生物など、いろいろなものとかけ合わせて学べる学科のようです。

時間割

↑2年生春学期

 

↑2年生秋学期

実験と実習の違いは、団体戦か個人戦かということ。実験はグループで、実習は個人でやります。
木曜の3、4限の実験は、電子回路だったり、音声についてだったりのプログラミングです。
話してもらった中であみこが面白いなー! と感じたのはプログラミングで楽譜通りに音を出す! という実験。ちょっとやってみたい……!
金曜の3限はプログラミングやネットワークの実験。例えばルーターに繋げてみたり、自分のIPアドレスを調べたりするんだそうです。

座学について言うと、数学を結構やります! これでも避けてる方なんですって! ……へー。
座学の授業形態としてはプレゼンが少なく、グループワークもほぼない知識重視の講義がほとんど。自分の考えを表現する機会はほぼないとのことです。文系は大学入った途端「どう思う???」と聞かれることばかりなのでちょっと意外でした。
そういえば、実験以外全部レポートではなくテストだったそうです!! ひい! テスト日程を念頭において履修を組むんだそう。
ちなみに「座学と実験、どっちが好き?」と尋ねたところ「座学!」と返ってきました。
実験は終わらないと帰れないので焦りが募るのと、課題が多いのとで負担が大きいんだそうです。

コロナ禍での実験
これは本当に流石情理! という感じ。
春も秋も全部オンライン!
ただし時間がかかって大変だという側面は、対面の時と変わらなかったそうです。

「自分の学科っぽい」もの
貸与PC

 

リースでレンタルしている情理共通のパソコンです。別に「みんなお揃いだと可愛いよね!」みたいな理由ではなく、プログラミングの授業などは同じパソコンを通してやった方が進めやすいからです。
このコーナー、他の2学科では「レポート用紙」があがっていましたが、情理は手書きでレポートを作成すると言うことがほぼないそうです。「だって全部パソコンだから」とのこと。そりゃそうだ!
あ、関数電卓は使うみたいです。


学科の好きなところ
色んなことができるところ!
情理、と一口に言っても、社会のシステムについて学んだり、コンピュータについて研究したり、様々な研究をしている人がいます。
Cさんは、「勉強していくうちに自分のやりたいことが見つけられます。誰でも『面白い!』と思えることが見つかるところが魅力だと思います。」と話してくれました。

おわりに
いかがでしたか?
個人的には、同じ大学にいながらかなり違う学生生活を送っている人がいるのだと知れて楽しかったです!
それぞれが思い思いの興味関心を持って学んでいる姿も垣間見えて、すごく素敵でした!

最後になりますが、インタビューに協力してくれたAさん、Bさん、Cさん、ありがとうございました!

そして、このシリーズは今回で最終回です。第1回から追いかけてくれた方も、今回初めて読んだという方も、楽しんでいただけていたらうれしいです。
今までのシリーズもバックナンバーから読めますので、ぜひチェックしてみてください!

それでは!

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