#123 在校生スタッフが語る、オンライン学位授与式・入学式 ご卒業・ご入学おめでとうございます


 

皆さん、こんにちは。ご卒業・ご入学された皆さん、おめでとうございます。
今日からおよそ1か月前、9月期学位授与式・秋学期入学式が執り行われました。執り行われたといっても、オンラインです。今回の式典は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、式場には登壇者のみ入場し、一般の卒業生や新入生はオンラインによる参加となりました。式典の撮影および配信は、大学からの要請を受け、卒業生と在学生の有志による運営チームによって担われました。筆者もその一員として式典の運営に携わり、貴重な経験をさせていただきました。

今年はコロナの影響で「オンライン〇〇」が流行っていますが、「オンライン卒業式」と「オンライン入学式」は手放しに歓迎できるものではありません。多くの人にとって、人生に一度きりである大学の卒業・入学を祝う式典ですから、それをリアルの場で祝えないのは大変残念なことです。

しかしながら、オンラインならやらない方が良いかというとそんなことはありません。むしろ、「オンラインだからこそやれることがあるのではないか」と考えたのが、今回の式典の運営を担当させていただいた、私たち有志の卒業生と在校生のチームでした。
今回の記事では、オンライン学位授与式・入学式がどんな式典だったか、そしてそのバーチャルな式典にあたたかみを持たせるために私たちが何をしたかをご紹介させてください。

 


ギャラリー
百聞は一見に如かずと言いますので、まずは写真を見て雰囲気を感じ取っていただこうと思います。

司会は放送研究会(SBC)が担当しました。

卒業式(左から神麻風佳さん、阿萬優華さん)

 

入学式(左から神麻風佳さん、鈴木涼馬さん

 

曄道佳明学長による式辞
オンラインで参加の学生は前方スクリーンに顔が映し出されました。

卒業生謝辞(謝辞を述べたのはカゴウ・リさん)

有志の職員の方々によってInstagramにて卒業生へのメッセージが公開されました。
特設アカウントはこちら👉 @congratsofsophia_2020autumn

卒業生・新入生へのメッセージや校歌の動画も流されました。

ざっくりと紹介しましたが、どんな雰囲気だったか伝わりましたか?
今回の式典の目玉は、卒業生・新入生の皆さんに向けて作られた動画です。

卒業生自身が出演!スケッチブック企画
お話を聞くだけのためにわざわざZoomを立ち上げて式典に参加してくれない人も多いのではないか、という不安が私たちにはありました。「卒業生自らが出てくる動画を式典で流せば参加してくれるのでは?」と考えて出てきた企画が、この「スケッチブック」企画でした。お題は「大学生活の思い出」「将来の夢」で、それらについてスケッチブックに書き込んでもらって、写真を撮る、という企画です。
今回の卒業式の前には、卒業生がキャンパスに入構できる期間が設けられました。忍耐強い企画担当スタッフたちが卒業生たちの来訪を毎日待ち、撮影に協力してもらいました。企画をグループチャットへ宣伝してくれる方も、それを見て企画をやっていることを知って自ら写真を送ってくれる方もいました。そうして集まった写真が動画になり、卒業式のエンディングに流されました。
式典中に卒業生自身の映る動画を流すなんてことは、通常の卒業式ではまずないでしょうし、非常に珍しい光景だったに違いありません。動画に対して、多くの卒業生の皆さんがリアクションをしてくれたことは大変嬉しく、企画を「やってよかった」と思わされる瞬間でした。

 

 

 

ようこそ上智へ。#SophInvitation
Sophia + Invitation の意の “#SophInvitation” 企画では、皆さんに新入生歓迎のメッセージ動画を送ってもらいました。多くの卒業生・在校生、教職員の方々、守衛の方々、清掃スタッフなどの方々にご協力いただき、合わせて100人近くの方々が出演する合計15分の動画が完成しました。これらは3パートに分かれ、オープニングおよび式典中に放映されました。
コロナ禍で同期や先輩に会えないどころか、日本にさえ入国できない人も多い状況では、「上智大学の一員になった」という感覚を持つのは難しいだろうと思います。この動画を通じて、新入生の皆さんに歓迎の意が伝わっていれば嬉しい限りです。

 

Go Beyond の皆さんもメッセージを寄せてくれました。

本校初? 校歌の動画
他にも、もしかしたら本校初かも知れない「校歌」の動画が制作されました。学校内の風景だけでなく、部活動・サークル活動の写真や、四谷駅前交差点のタイムラプス動画など、校歌を1番から3番まで聴いているのになぜか飽きない、不思議な動画です。
声に出して歌えない世の中ですが、これがウィズ・コロナ時代における校歌斉唱のスタンダードになるかも知れません……?

 

配信についても
さて、ここまで今回の式典で行われた企画についてご紹介しました。
筆者は配信を担当しましたので技術的な点から、今回の式典についてお話ししたいと思います。どのような配信方法にすれば参加者の皆さんが式典に参加している感覚を得られるのか、ということを念頭に仮想ケーブルジャングルの中で知恵を絞りました。

 

「ある経路で画面を会場に映すと配信にはその画を映せない……」というような問題点に対して試行錯誤を繰り返す中で、「技術的に難しいから仕方ない」と参加者の皆さんに不便を受け入れてもらうことを検討する場面もありましたが、最終的には式場に参加した方にも、Zoomから話す方にも、Zoomで見ている方にも自然な形で届けることができました。
リハーサル回数が限られ、10人のメンバー全員が揃ったのは本番当日という状況だったので、無事配信を終えられるかどうかすら心配でしたが、大きなミスなく式典を終えられた瞬間、とても安堵した記憶が鮮明に残っています

従来の式典のオンライン化以上のことをしようというチームの共通認識のもとで、10人のメンバーそれぞれがそれぞれの立場で工夫を凝らした式典になりましたが、その一方で時間や能力的な制約から、従来の式典の形を崩しきれなかった面もあります。今回は式場の様子を映してそれを配信するという形でしたが、そもそも6号館101講堂から配信するということに拘る必要はないのかも知れません。バーチャル空間だからこそできることが他にもたくさんありそうです。4年生である筆者自身、来春卒業する者として次の式がどんな形になるのか、気になるところです。

では、今回の記事はここまでにしようと思います。
まだまだコロナが収束したとは言えない状況なので、皆さんも健康にお気をつけてお過ごしください! 来週のSophia Topicsもお楽しみに。

今回の運営ボランティアチームへのインタビューが上智大学のホームページに掲載されています。こちらもぜひ、お読みください!