#034 今年、”ひとりで”浴衣を着るあなたに…

 

先週の水曜日、遂に関東地方は梅雨入り。忌々しい雨季の気候は、しかしながら、来るべき夏へのカウントダウンが始まったことを我々に教えてくれます。

 

明日からはいよいよサッカーの祭典も開幕。ロシアに負けじと盛り上がる6月のソフィアトピックスは、夏のビッグイベントに向けた記事を毎週掲載。今週はその第2弾です。

 

今年は7月5日の木曜日に行われる上智浴衣デー。もう学外でも不動の知名度を獲得した上智の夏の風物詩、おそらく、「入学前から楽しみにしてました!」なんて新入生の皆さんも多いのではないでしょうか。そして「今年も!」な人も、「今年こそ!」な人も、「いや別に…」なんて思ってるもったいない人も、みんなでモラトリアムを味わえる最高の機会なんです。

 

ですが、そこはやはり浴衣。普段から馴染みがある人の方が珍しくて、着方がやっぱり難しい。毎年浴衣デー当日には、着付けのボランティアの方がソフィアンたちのおめかしに大変なご尽力をしてくださっていますが、まあ自分で着られるに越したことはありません。

 

そこで、今回は浴衣デー当日のボランティアとしても活躍されている上智大学和装サークル“和心” (twitter: @wagokorosophia) の皆さんにご協力いただき、ひとりで浴衣を着つけるためのやり方を教えていただきました。

 

女子編男子編に分かれているので、めちゃくちゃ長いですが、最後まで見てくださいね。

それは、浴衣デーの端っこで密かに起きる、一夏のラブストーリー…

【女子編】

 あれから2年が経った。一度忘れたはずの記憶が、蘇った。
ぜんぶ夏のせいだ。もう誰にも頼らない。そう心の中に言い聞かせたくて、自分で浴衣を着ることにした。

 

① そんな胸の内を覆い隠すように、真っ白な肌襦袢をそそくさと着込む。浴衣を手に取る。
背中心(背縫い)に合わせて半分に折り、襟の部分にあたる線でつまみ、背中に這わせながら着る。

 

② 胸の前にできた線を押さえ、もう片方の手で後ろにある背中心を引き下げる。
この時、首の後ろに彼の… いや、自分の拳一個分のスペースを作らないといけない。


 ③ 腕を下げ、腰の位置くらいから浴衣を引き上げる。ここで足元の長さを調整する。
だいたい基準はくるぶしくらいまで。

 

④ いよいよ浴衣を重ね合わせる。言わずもがな、浴衣の基本は、「左が上、右が下」。
まずは右の太ももがカバーできる位置を確認した後、右側を身体の中にしまい込む(浴衣の下の方がはみ出さないよう、気持ち上げ目で)。そして左側をその上へ。私は今、浴衣というオブラートに包み込まれた。

 

⑤ 腰紐を結ぶ。万感の思いを込めて、とにかくきつく締め付ける。最後は、半分蝶結びをするような感じで結び、余りは括り付ける。
女性が浴衣を着る上では、この最初さえちゃんとしておけば、着崩れの心配はそうないのだという。恋愛とは大違いだ。私たちだって最初は、あんなに思い合っていたのに。

 

⑥ 脇の下あたりにある穴から両手を浴衣の中に入れ、おはしょりを整える。その後、鎖骨の間にあるなんか押さえられたら苦しいくぼんでるやつに合わせ、襟合わせをする。
この時、腰紐のあたりで余ってしまっている部分があれば、中に折り込む。

 

⑦ 2本目の腰紐は胸の下で結ぶ。もうさっきみたいに、きつく巻き付ける必要はない。結び方はさっきと同じなんだけど。